COLUMN written by Yamazaki
第2回
 
薄型テレビ 〜プラズマ・液晶はもう古い〜
 
 


  現在の三種の神器は薄型テレビ、DVDレコーダー、デジタルカメラです。2003年はこうしたデジタル機器が、ヒット商品ランキングの上位に名を連ねました。なかでも薄型テレビは高額商品ということもあり、家電メーカーの収益向上のみならず、日本の景気浮揚に一役買うことが期待されています。
  一口に薄型テレビといっても、市販されているものは、プラズマテレビと液晶テレビとに大きく分類されます。一般に、30インチ以上はプラズマ、それ以下は液晶の性能が優れています。両者とも地上デジタル放送の受信地域の拡大に呼応して販売台数の増加が見込まれる商品です。しかし、ブラウン管とは異なり、現在の技術レベルでは寿命が短いことなどが欠点とされています。
  そこで、キヤノン(7751)と東芝(6502)は、他社に先駆けてFED(Field Emission Display)の一種であるSED(Surface−Conduction Erectron−Emitter Display)を共同で開発し、2005年を目途に量産すると発表しました。SEDは、プラズマや液晶よりさらにパネルが薄く、ブラウン管の長寿命性を兼ね備えた画期的な製品です。また、消費電力は液晶よりは大きいものの、ブラウン管の2分の1、プラズマの3分の1に抑えることが可能で、発熱が少なくリサイクルも容易です。さらに、液晶のようなバックライト光源は必要なく、視野角・輝度・色彩などの点でも優れています。
  薄型テレビ市場は、日立製作所(6501)、松下電器産業(6752)、シャープ(6753)、ソニー(6758)、パイオニア(6773)などが牽引していますが、今後はキヤノン・東芝連合が台風の目となり、さらなる競争の激化が予想されます。

 
2004年2月1日
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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代表取締役会長
山崎 秀尚

 
 
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