COLUMN written by Yamazaki
第10回
 
山崎秀尚の世界紀行 〜 バハマ 〜
 
 


  私は、 9 月 12 日から 20 日にかけて、バハマとニューヨークに旅行しました。今回と次回は、その模様をリポートします。
アイバン  9 月 12 日、私は伊丹から成田・ダラス・マイアミ経由で約 20 時間かけてバハマのニュー・プロビデンス島にある首都ナッソーに向かいました。途中、ダラス・マイアミ間の機内から過去 10 年で最大級、カテゴリー 5 のハリケーン、アイバンがカリブ海上空に広がる様子を見たときは、自然の圧倒的なダイナミズムを感じました。
 マイアミ国際空港では準地元タンパベイ・バッカニアーズとワシントン・レッドスキンズの試合がテレビで放送されていて、試合終了まで飛行機のゲートが開かなかったり、アメリカン航空の子会社、アメリカン・イーグルの機長が行方不明になって搭乗が遅れたりといった混乱がありました。その機長が飛行中、やたらリラックスしろとアナウンスするので、このプロペラ機は、そんなにやばいのかと思わせる逆効果満点の1 時間でした。
アトランティス  ナッソーでは、パラダイス・アイランドというリゾート地区にあるアトランティスに宿泊しました。アトランティスは、バハマで最大のホテルであり、レストラン、ブランドショップ、カジノ、プライベートビーチ、水族館などの施設があります。二つのタワーを結ぶ連絡橋がスイートルームとなっていて、 98 年の開業初日の宿泊客はマイケル・ジャクソンでした。他にもアメリカを中心に有名人や財界人などが顧客に名を連ねています。料金は一泊 300 万円で、エレベーターホールにはセキュリティーが常駐するなど警備は万全です。
  アトランティスはニューヨーク証券取引所に上場しているカーズナー・インターナショナル( KZL )が経営しており、同社はドバイやモーリシャスでもリゾート事業を展開しています。
  到着翌日にタクシーで約 10 分のダウンタウンに行きました。街に銀行は数件しかなく、世界的な金融センターとしての姿はそこにはありませんでした。バハマをはじめ、タックス・ヘイブン諸国の金融サービスは富裕層を相手とするビジネスであり、表立った業務展開はしていません。また、著名な投資家であるジョン・テンプルトンの屋敷があるライフォード・キーなどの地区は一般人の立ち入りは禁止されていて、バハマの富の二極化を象徴しています。  国会議事堂
 さて、ダウンタウンの印象を日本の街で喩えると、ブランドショップが建ち並ぶ沖縄の国際通りといった感じです。治安は良好で、警察や消防も機能している様子でした。また、 各ブロックごとにゴミ箱が設置されるなど、衛生面にも配慮がなされていました。街の中心には官庁街もありますが、ピンク色の政府庁舎、扉が開けっ放しの小さな裁判所、ゴミ捨て場と兼用になっている大臣用駐車場などを見ると、随分とのんびりした国であることがわかります。そんな調子なので、マクドナルドでは入店から食事まで 10 分以上かかることは当たり前です。お急ぎの方は、すぐ傍のダンキン・ドーナツがお勧めです。歩いていると、 007 シリーズの「サンダーボール作戦」をリメイクした「ネバーセイ・ネバーアゲイン」のロケ現場もすぐに気付いたぐらい小さな街で、数時間で全てを見て回れます。ちなみに、主演のショーン・コネリーもナッソーに別荘を所有しています。
  街の裏側は大型客船の寄港地になっていて、飛行機よりも船によるアクセスが優れています。そこには軍艦が一隻停泊していましたが、バハマの軍事力が海軍 860 人( 2001 年外務省調べ)ということを考えると、他に大した戦力はないということでしょう。
  一通りの店を見て、私は、グッチで日本では売ってそうにないトレーニング用のリフティング・ベルトを買いました。しかし、衣料品は売っておらず、品揃えが良いのか悪いのか分からない気分になりながらダウンタウンを後にしたのです。
ビーチとプール  三日目は、客船が 4 隻も入港したせいで、ホテルもダウンタウンも人が溢れかえっていました。午前中にダウンタウンで軽く買い物をした後、ホテルのビーチとプールで泳ぎました。夜はカジノで少しだけスロットをしました。記念に数回プレイし、あっさり引き揚げたため、コイン・エクスチェンジの職員には迷惑な客だったことでしょう。
  こうしてバハマの旅は終わり、次の目的地、ニューヨークに移動しました。途中、思いがけない出来事が起こり、私は非常に憤りを感じました。事の顛末は次回のコラムでお届けします。

 

平成16年10月1日

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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代表取締役会長
山崎 秀尚

 
 
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