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「キリストの誕生日」という答えは不正解です。
厳密な由来は諸説あり若干異なる部分もあるのですが、いずれにしても共通するのは、ローマ帝国では冬至に太陽を祭る風習があったことから、皇帝アウレリアヌスが 12 月 25 日を太陽神の誕生日と定め、後にキリスト教会がその日をキリストの誕生日にしたということです。さらに、ゲルマン民族の土俗信仰がそれに加わり、現在の祝賀の形式が整い、世界中に広がったのです。ですから、キリストの誕生日は、新約聖書に記述があるわけではなく、政治と宗教の都合で人為的に決められた記念日なのです。そのため、イギリスのクロムウェルやアメリカのピューリタンなどは、クリスマスの行事を禁止したほどです。
次に、クリスマスには欠かせないサンタクロースについてイメージしてみましょう。
多くの方は、トナカイのソリに乗った赤と白の服を着た白いひげのおじいさんを頭に浮かべたことでしょう。しかし、その姿は、サンタクロースのモデルになったセント・ニコラスからは程遠いものです。ニコラスは、 4 世紀ごろに小アジア(現在のトルコ)に住んでいた人であるため、トナカイにソリを引かせたとは考えられません。また、例の服はコカコーラがサンタクロースに自社のシンボルカラーを着せたものです。こちらは、企業の都合で人為的に作られたキャラクターなのです。
こうしてクリスマスひとつ取り上げても、世間で常識として認識されていることが、いかに情報操作による賜物であるかがわかります。見方を変えれば、情報には事実だけではなく、発信者の意図が含まれているということです。
証券市場には無数の情報が飛び交っています。その中には市場のコンセンサスという名のもとに、十分な吟味がなされないものも多くあります。それに乗って投資判断するというのは、思考停止以外の何物でもありません。また、企業が発する情報に特定の傾向がある場合や異常な株価は、何らかの意図が隠されているということを疑う必要があります。
たとえば、西武鉄道の株価は、バブル期には 8,000 円を記録し、 96 年から 98 年にかけても 6,000 円前後を維持するなど、他の大手私鉄と比べて異常な高値でした。様々な問題が発覚し、上場廃止が決定されるまで、その傾向が修正されることはありませんでした。西武の 1 株当たりの純利益や純資産が他社と比べて優れているわけでもないのに、こうした高値を続けていたのは、周知のように、長年に渡り、グループの持ち株比率が上場廃止基準を上回る状態であったからです。つまり、浮動株が極端に少なく、株価操作が容易であったということです。
株価は、一時的には熱狂や不安によって大きな振幅を見せることがあります。しかし、長期的には適正な水準に引き戻されます。そうした動きが見られないとしたら...それは第二の西武かもしれません。
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