COLUMN written by Yamazaki
第13回
 
2005年の展望
 
 


  2004 年は、日経平均株価が、 10676 円 64 銭から 11488 円 76 銭に上昇し、 2003 年ほどではないにせよ、株式市場は堅調に推移しました。この間、当社が所有する株式も大幅に上昇し、投資損益は、 19,590,350 円から 29,194,134 円に増加しました。
  私は、昨年のコラムで株式投資について、ポジティブな意見を述べましたが、今年、 2005 年については、少し慎重な姿勢を示さざるをえません。なぜなら、現在の株価が大幅に割高であるとは必ずしも言えないのですが、肝心の個人消費や企業収益に鈍化の兆しが見え始めているからです。直近の内閣府の月例経済報告や日銀短観といった統計からそうした傾向は見て取れます。また、ここ数年にわたって続々と登場し、各家庭に普及した家電を中心とする新製品にも一服感が垣間見えます。
  現時点で最大のヒット商品は、ソニー( 6758 )のプレイステーション・ポータブル( PSP )ですが、初日出荷分の 20 万台を完売した後、生産が間に合わず、クリスマスに品切れ状態になるという大失態を演じてしまいました。おかげで、苦戦が予想されたニンテンドー DS が健闘しています。これはすなわち、ソニーの機会損失を意味するものであり、延いては経営能力の低下を示唆しています。出井会長も猪木に闘魂注入してもらうべきでしょう。いずれにせよ、 1 台 2 万円の小型ゲーム機では、パソコンやデジタル家電ほどの経済効果が期待できるものではありません。
  さらに今年は、増税や社会保障費の増加による国民負担の影響で、個人消費の停滞が確実視されています。
  こうした状況を受け、既に当社では、昨年の年初と比べて、現金のポジションを上げ、株式のポジションを下げています。もちろん、大幅増益が見込める企業の株価が割安になったときに集中投資するための準備です。

 
平成17年1月1日
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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代表取締役会長
山崎 秀尚

 
 
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